更年期障害、高脂血症、骨粗鬆症

更年期障害

更年期障害の治療が症状の改善と骨粗しょう症の予防にあります。

更年期障害治療の目標は不正出血(閉経性膣炎)、のぼせ、ほてり、不眠、不安、憂鬱、性交痛、認知症などの更年期症状を改善するだけではなく、最も重要なのは骨粗鬆症の予防であり、転倒骨折を防止することです。骨量が減ると骨がもろくなり、ちょっとした外力で、お孫さんを抱き上げたり、転んだりしたときに骨折を起こしてしまいます。そして、しばらく入院して寝たきり状態になります。つまり、骨折は骨粗鬆症の大変な合併症です。更年期の50-60歳ごろの女性は一年で約2%ずつ骨量が減るとされています。更年期のエストロゲンがなくなることは骨粗鬆症を引き起こす主な原因となります。

HRT(ホルモン補充療法、Hormone Replacement Therapy)は原則的に閉経の前から早めに投与する事がお勧めします。血中エストロゲン濃度を測定しながら、次の三つ投与方法があります。

(1)エストロゲン単独持続的投与法、子宮がない方に限ります。
(2)エストロゲンと黄体ホルモンの併用方法、自然の月経を真似している方法で、エストロゲンは28日の持続投与で黄体ホルモンは月に14日間を投与します、その後、月経がくるので1週間の休薬になります。
(3)持続的併用投与法、エストロゲンと黄体ホルモン併用して毎日のむことにします、休薬することはありません。

飲み方について、患者のご希望と体の状態より、当クリニックと相談してから決めましょう。他に更年期治療の薬は沢山の種類があり、飲み薬、張り薬、ゲル剤(塗り薬)、注射薬などがありますが途中でチェンジすることもできますので、基本的に、原理に沿って使い始めることが大切です。更年期障害の症状改善なら、1−2年、骨粗鬆症予防が目的なら、5年程度を使った方が適切です。(日本産婦人科学会HRTにガイドライン)そのはか、年に一度の健康管理の採血検査(血栓症、肝機能、貧血など)が望まれます。

高脂血症

高脂血症(脂質異常症)は更年期に伴って徐々に上がってきます

ご存知のように高脂血症(脂質異常症)は心臓病と脳血管疾患の主なサイレント キラーで日本では死亡率の第2と第3の順位を占めています、ちなみに脳血管疾患は寝たきり状態の要介護、要支援の原因の第一位です。このことは高脂血症(脂質異常症)が臨床診療にいかに重要なことを示しています。特に、更年期の後に卵巣より女性ホルモンの分泌がなくなったら、さらに高脂血症(脂質異常症)が現れやすくなります。

高脂血症(脂質異常症)は常に自覚症状はありませんので知らずの間にコレステロールが血管に徐々に沈着によって、動脈硬化が進行し、血管壁が肥厚になり、やがて血管の狭窄、高血圧が起こり、血流も小さくなり、血栓症が形成します。従って、当クリニックでは将来の心臓病、脳血管疾患を予防するため、40歳から毎年1回の高脂血症(脂質異常症)の採血検査をお勧めします。 更年期から、女性ホルモン補充をしますと、悪玉のコレステロール値が低下し、善玉のコレステロールが上昇するとの報告がありますので、女性ホルモンを飲みながら、コレステロールを定期的に採血健診することもお勧めします。

骨粗鬆症

骨粗鬆症の治療とフォロー(骨量測定と骨代謝マーカー検査)

当院ではQUS(超音波)法でかかとの骨の骨量を調べます、X線を使用しないですので、繰り返す測定することができるし、妊娠中でも安心に測定することができます。

女性ホルモンのエストロゲンは骨の破骨細胞(骨を溶かす細胞)の活動を抑える事で骨の吸収を抑制し、骨芽細胞(骨を作る細胞)を活性化する事で骨形成を促進するという報告がされていますので、骨粗鬆症があれば、まず女性ホルモンを補給することは大事です、 その他、骨代謝マーカー検査を用いた治療薬剤の選択も一つの根拠となり、基準値の上限以上の高値を呈する患者の薬剤選択についてはビスフォスフォネート、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)であるラロキシフェン、活性型ビタミンD3などの骨吸収抑制作用を有する薬剤が推奨されます。治療中に約3か月一回の骨密度測定と骨代謝マーカー検査をしながら、フォローをしましょう。

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