漢方薬治療は疾病を中心するのではなく、病人を中心にすべきである、テイラーメイドな医療です、臨床的に著効するケースが多いです。
婦人科の漢方薬治療は同一病名の患者であっても、それぞれの体内の不均衡(乱れ)はかなりの差があり、それぞれを是正するには患者個人の体質、体力、病態の個性『証』などの客観的に考慮をしなければなりません。つまり、漢方薬の治療は疾病を中心するのではなく、病人を中心に進めていくべきであり、テイラーメイドのような治療だと私は思っております。
まず、漢方医学は西洋医学の病名が入ってくる前に、この患者は現在がどういう状態『証』の人を医者が判断(望、聞、問、切による)して、処方されるわけです。『証』は六種類に分けられています、実証:体力、抵抗力が充実、虚証:体力、抵抗力が虚弱、中間証:虚、実の中間。熱証:新陳代謝亢進、暖の支配、寒証:新陳代謝低下、寒に支配、中等証:寒、熱なし。
次は婦人科において、私の臨床経験に基づいて、日常の漢方薬治療の対象疾患と症状によく効く、よく処方される漢方薬です。
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