ピル外来・避妊相談

ピル外来・避妊相談

ピル服用には多数の臨床効果があり、特に生理痛がひどい時、低用量ピルと鎮痛剤を併用すると、相乗効果と予防効果があります。 そのほか、下記の如く避妊効果が高い、生理の量が減る、月経不順が改善されなどの臨床効果が期待されます。
生理痛(月経困難症)は生理期間中に月経に随伴して起こる下腹痛、腰痛、性交痛、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、月経過多、疲労、脱力感、食欲不振、イライラ、憂うつなどの病的症状です。 器質的原因のない場合を機能性月経痛といいます。 その症状は子宮内膜よりプロスタグランジンの過剰分泌により、子宮筋層や他の平滑筋を刺激した結果と思われますので鎮痛剤と低用量ピルを同時に服用することが最も有効になります。

低用量ピルの効果

毎日低用量ピルを使うと、体内に穏やかなホルモン環境をもたらす事によって、避妊することだけではなく、生理痛以外に、色んな婦人科の病気と症状を予防、軽減、改善と治療する効果ができます。
毎日決まった期間に飲むと次のようなメリットが得られます。
  • ○月経痛が軽減され ⇒ 子宮内膜症、子宮腺筋腫の予防と治療に
  • ○月経量が減少され ⇒ 月経過多、貧血、子宮筋腫の治療に
  • ○月経前のイライラが軽減され ⇒ 月経前症候群PMSの治療に
  • ○高い避妊効果 ⇒ 毎日飲めばほぼ100%の避妊効果があります
  • ○使用方法が簡便で ⇒ 女性が自分の意志に決められます
  • ○月経不順の改善 ⇒月経周期が規則になります
  • ○月経の移動が出来ます ⇒ 試験と旅行などの都合が便利に
  • ○ニキビと多毛性が改善され ⇒ 美肌効果があります
  • ○卵巣がん、子宮体がんの予防になります

保険診療適用の低用量ピル

●ルナベルLD/ULD配合剤

月経困難症(生理痛)の治療を目的とした発売された薬剤なので、それ以外の処方することはできません。
LDとULDルナベルの区別はエストロゲンの量によります。
LDのEEは35μg、ULDのEEは20μgです、前者は普通のピルの量で後者は超低用量ピルと呼ばれています。
吐き気と頭痛はLDの方が多いですがULDは不正出血が多いです。

●フリウェル(ルナベルLDのジェネリック薬品)
●ヤーズ配合錠

ルナベルULDのようにエストロゲンのEEは20μgなので超低量になっていますが配合の黄体ホルモンはトロスピレロン(DRSP)でルナベルULDとのが違います。 トロスピレロンは第四世代の黄体ホルモンと言われ、体内の黄体ホルモンの作用に近く、浮腫みの副作用が軽減されます。
抗男性ホルモンの作用がありますので男性ホルモンを抑えることによりニキビと多毛症の治療にもなります。

保険適用外の診療ピル(自費)(税別)

当院は自費の初診料、診察料と指導料は1,000円をいただきますが再診時の再診料と診察料はございません。
(ただし、ほかの検査がある時に別途費用がかかります。)
当院では日本中のすべての低用量ピルとそのジェネリック薬品を含めて、全部が取り揃っています。1シートの値段は第一世代のピルから第三世代のピルに大差がありません、約1,850 − 2,200円となります。
自分の体質に合ったピルを選んで飲んでいただければよいと思います。

  処方 料金(税別)
第一世代 シンフェーズ28 2,200円
第二世代 アンジュ28 2,200円
トリキュラー28 2,200円
ラベルフィーユ28 1,850円(ジェネリック)
第三世代 マーベロン28 2,200円
ファボワール28 1,850円(ジェネリック)

低用量ピルとは

ビル一錠の中に卵胞ホルモン(エストロゲン)のエチニルエストラジオール(EE)の量は50μg以下のものを低用量ピルと呼ばれています。それ以上が中用量ピルになっています。
避妊について現在の日本女性は大体欧米女性のように低用量ピルがよく使われてきました。中用量ピルもありますが婦人科の外来治療だけを使っています。

低用量ピルの副作用

しかし、デメリットも次のようにあります。

○主な副作用は軽度の吐き気、頭痛、乳房張りと不正出血がありますが、ほとんどの女性は飲み続ければ、徐々に治ってきます。 ですから、自分の体質に合ったピルを選んで、飲み方を工夫したら、気にしなくてもいいくらい軽い反応と思われます。

○重大な副作用は血栓症で、ある方が飲みますと、血液の流れが遅くなって、稀に脳か心臓の血管内の血液が固まってしまって、静脈血栓症や脳梗塞か虚血性心疾患を引き起こす事があります。

その症状としては:

  • 手足:突然の足のふくらはぎの痛み、浮腫み、手足の脱力、麻痺
  • 胸:突然の息切れ、押しつぶされるような胸痛
  • 頭:激しい頭痛、めまい、失神
  • 口:構語障害、舌のもつれ、しゃべりにくい
  • 目:突然の視覚障害、見えにくいところがある、視野が狭くなる

などが挙げられています。その時はまず服用をやめて当院を受診し、ご相談にきてください。

低用量ピル服用中の定期検査

安全の為に

○初診時ピル処方前に血圧測定、体重測定、血液検査(ご希望により、ピルを飲む前に貧血、HbA1c、肝機能、コレステロール、腎機能、凝固系等の検査をする事が勧められますが保険診療適用外ですので自費となります、選択は自由です)により、慎重にピルを使用する人の健康を見逃さないようにチェックします。

○再診時、6か月一回の定期的に問診、血圧測定と体重測定、場合によって採血検査により安全性を確認します。

○ 再診時、一年に一度の採血の検査が必要です。問診、血圧と体重測定をします。
特に喫煙者と基礎疾患がある方、年齢が40歳以上の方が勧められます。諸検査の結果を初診時と比べてその体調の変化を把握します。

低用量ピルの実際服用方法

○Day1スタートピル

  • ・ピルは21錠タイプと28錠タイプがあります。
  • ・どちらでも最初のシートは月経初日から服用を始めます。
  • ・その方は避妊効果が一番高い。
  • ・21錠タイプは3週間飲んで、1週間休みになります。
  • ・休みが終わったら、また次の新しいシートの1日目から飲み始めます。
  • ・28錠タイプは休まずに4週間毎日にピルを飲みます。
  • ・飲み終わったら、また次に新しいシートの1日目から飲み始めます。
  • ・飲み忘れないように、毎日、工夫して、気を付けてください。

○もし飲み忘れたら、出来る限り、早いうちに1錠を服用し、次の日の1錠も同じように飲み続けてください。

○もし、2錠(二日間)を飲み忘れたら、その時、シート残りのピル錠剤を飲む事をやめて、次の月経を待ってから、新しいシートの錠剤を飲みはじめてください。 この間、ほかの避妊方法を使って避妊してください。

○日曜日スタート方法
月経初日のその日曜日から第一日の錠剤を飲みはじめます。ピルを飲んでいる間に月経が週末にかからない方法で、旅行が好きのカップル向けの方法です。 しかし、新しいシートの第一週間目までに、薬効はまた十分に出ていませんのでほかの避妊法を同時に使わないといけません。

低用量ピルの女性の体に対する影響:特にありません

○低用量ピルを長く飲み続けても、太ることはありません。エストロゲンのEEの量は少ないですのでこのようなことはほとんど影響がありません。

○低用量ピルは性感染症を防ぐ効果はありません。ですから、性感染症の予防にはコンドームを同時に併用してください。

○今の研究により、低用量ピルの継続服用と乳がんの発生リスクの相関性はないとされていますが服用中にも定期的に乳がんの検診をうけましょう。

○ピルを服用中に複数のセックスパートナーを持っている方は、HPV(ヒトパピローマ ウイルス)の感染が原因で子宮けいがんの発生リスクは高くなります。HPV予防ワクチン接種とコンドーム着用である程度の予防効果は出来ると思いますが定期的な子宮けいがんの検診も必要です。

緊急避妊(アフターピル)とIUD装着の避妊(自費診療、税別です)

新婚夫婦の家庭計画について避妊することは大事です。
健康な男女パートナーはセックスを楽しむためにも、正しい避妊知識が必要です、特に妊娠を絶対に希望したくない場合にはなおさらです。無防備なセックスをした時には、迷わず、早く72時間以内に緊急避妊用のアフターピルを飲んでください。

当クリニックは避妊方法の中でもっとも有効で、副作用が少ない二つの避妊方法をご紹介いたします。
ひとつは上述の低用量ピルで、もう一つは子宮内避妊器具(IUD)を装着することです。

また緊急用の避妊ピル(アフターピル)は次の三つ方法があり、72時間以内の服用で妊娠を阻止することができます。

○ノルレボ方法(2011年発売)(自費診療)

性交後72時間以内にノルレボ2錠(1.5mg)を一回服用します。ノルレボ1錠は0.75mgで、これを2錠飲みますと妊娠阻止効果は85%です。
吐き気と嘔吐の副作用がほとんどありません。

費用:初診料、診察料、指導料、薬代を含めて、15,000円をいただきます。

ただし、経腟超音波による性交の時点で排卵予測及び子宮内膜の着床状態検査を行った場合、或いは脳下垂体と卵巣ホルモン(4種類)採血による排卵状態を確認する場合にはそれぞれ別途費用5,000円と8,000円がかかります。(税別です)

○ヤッペ方法(プラノバール)(自費診療)

性交後72時間以内にまず2錠を飲んでから、12時間後にまた2錠を飲みます。妊娠阻止効果は60%程度と報告されています。
副作用としては吐き気や嘔吐などの症状を生じることがあります。

費用:初診料、診察料、薬代を含めて5,000円です。経腟超音波による性交の時点で排卵予測及び子宮内膜の着床状態検査を行った場合、或いは脳下垂体と卵巣ホルモン(4種類)採血による排卵を推測する場合にはそれぞれ別途費用5,000円と8,000円がかかります。(税別です)

○銅付加子宮内避妊器具(Intrauterine Device、IUD)を装着による避妊

性交後120時間以内に銅付加子宮内避妊器具(マルチロート)を子宮内に挿入しますと、妊娠阻止効果は99%と報告されています、いったん装着しますと、約5年間の避妊効果がありますのでかなり便利な方法と言えます。ただし、経産婦だけがお勧めしますが分娩経験がない方にはお勧めしません。

費用: 初診料、診察料、手技料、薬代込は全部35,000円です、経腟超音波で子宮と卵巣の状態を確認してからIUDを挿入します。痛みはほとんど感じませんが個人差があり、あっても生理痛ぐらいの痛みです。(税別です)

〒273-0031千葉県船橋市西船4-22-1
西船橋HAL医療ビル3階
TEL:047-432-5588
FAX:047-432-5589

 
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午後

午前…9:00~12:00
午後…15:00~18:30
休診日:水曜・日曜・祝日

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