月経不順とホルモン異常

月経周期異常

体重の増えすぎ減りすぎやストレスのたまりすぎは、ホルモンのバランスがくずれ生理異常の原因になります。脳下垂体と卵巣ホルモンの採血検査で原因が分かります。月経異常も不妊症の原因になります。

月経周期異常が希発月経(39日より3か月以内と延長した生理)と頻発月経(24日以内に短縮した生理)の2種類があります。両方ともホルモンのバランスがくずれることによって生じた方が多いとされています。月経の量異常とは過多月経(140g以上、過長月経:8日間以上)と過少月経(20g以下、過短月経:2日間以内)があり、両方とも器質性か機能性の原因が疑われますので、いずれにしても超音波検査による器質性の有無確認と脳下垂体(黄体化ホルモンLH、卵胞ホルモンFSH、プロラクチン)と卵巣ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)によるホルモンバランスの状態を検査することが勧められます。

月経異常は思春期の少女と閉経前の女性に比較的によく見られます。
前者は体がまた発育中なので女性ホルモンを作る排卵システムがまだ十分に成熟にしてないから無排卵状態になりやすく、月経の異常出血が起こるわけです。後者は卵巣機能が徐々に衰えていくうちにエストロゲン分泌が減少する為に無排卵状態になり、生理が不順になります。
普通の生殖成熟期の女性でも生理異常が多数見られます。このことについては、たくさんの原因が考えられます。その中でストレス、ダイエットによる間脳-下垂体-卵巣機能の乱れにより、排卵障害を起こし、ホルモンバランスが崩れて不正出血になることは一番多いと言われていますが次の器質性の原因、例えば子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腺筋腫、子宮内膜症などでも起こりますので注意を要します。

治療方法は原因と目的によって異なりますがまず脳下垂体ホルモンと卵巣ホルモンの採血を検査して、すなわち、黄体化ホルモンLH、卵胞ホルモンFSH、プロラクチン、とエストロゲン、プロゲステロンなどのホルモンバランス状態を調べます。もしホルモンのバランスがくずれたら、妊娠が欲しくない場合に低用量ピルがファストチョイスです。もし子供が欲しかったら、排卵誘発剤のクロミット50mgを使って、視床下部を刺激して、下垂体ホルモンの分泌がよくなります。その為に卵巣の女性ホルモンのバランスもなおされて、排卵周期が再開となります。そのために月経が自発的に規則となり、妊娠することも可能となります。

無月経症

女性ホルモンの量がひどく低くなったら無月経になります。

無月経症は生理的な無月経と病的な無月経があります。生理的な無月経は妊娠、更年期、産褥期、授乳期に起こります。病的な無月経は満18歳になっても初潮が来ない状態を原発性無月経、これまであった月経が3か月以上停止している状態を続発性無月経とされています、両者の致病原因は全く違いますので区別することは大事であると思います。無月経症は排卵がありませんので不妊症を引き起こします。

原発性無月経は無月経以外に性分化異常の場合では第二性徴を出現しないこともありますが、続発性無月経は無月経だけのことが多いです。従いまして、原発性の時、先天性異常の可能性がありますので染色体を検査しなければなりません。無月経の部位別から見ますと視床下部性、下垂体性、卵巣性、子宮性と膣性が原因に区別方法もあります。無月経の重症度を黄体ホルモン注射して消褪性出血があるのを第一度無月経、反応しないのを第二度無月経と呼ばれます。

無月経の障害部位を調べる検査方法については、まずGnRH、TRHという視床下部のホルモンを負荷投与して、脳下垂体ホルモン(黄体化ホルモンLH、卵胞ホルモンFSH、プロラクチン)の分泌状態を見ます(林國城等、日本不妊学会雑誌、46:846−851、1987)。その他、卵巣ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの検査もします。それに経腟超音波検査を加えたら、無月経の原因は大体把握することが出来ます。たまには甲状腺ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモン、抗核抗体などを同時に調べることもあります。

月経前症候群(Premenstrual syndrome)

排卵後のホルモン異常がPMSをひきおこす。

女性によって個人差があり、PMSの症状や程度は様々ですが大体月経の3−10日ぐらい前から症状があらわれ、月経が始まると症状はなくなります。主な症状は乳房の張り、痛みのほか、不安感、憂うつ、イライラ、怒りっぽい、集中力低下などがあり、個人差はあるものの、ほとんどの女性が経験しています。原因ははっきりわかりませんが排卵後ホルモンバランスが関与していると考えられます。症状が軽い場合は特に治療の必要がありませんが日常生活に支障が出るほど症状がひどい場合には婦人科医師に診てもらった方がよいでしょう。症状に応じてピルや精神安定剤、漢方薬などの薬物が処方され、これらの症状は徐々に解消されていくと思われます。

顔面ニキビ

女性顔面ニキビの原因は男性ホルモンの過剰分泌です。

女性青春のシンボルといわれるニキビの原因は思春期のときに男性ホルモンの過剰刺激以外に、毛包(毛嚢)に皮脂と細菌(アクネ球菌、ブドウ球菌等)の相互作用によって炎症を起こすことでできる病気と報告されています。主に顔面、背部と胸部に見られます。美容的なことがあるから、顔面のニキビが一番気になるでしょう。医学的に尋常性痤瘡と言います。その男性ホルモンに対する反応は時間がたつにつれて減少します。大体、20歳前半までにはニキビは改善するか少なくともその数は減少します。またホルモン分泌の乱れや睡眠不足やストレスや食生活などによって皮脂の分泌が多くなるのもニキビの原因と思われます。
治療は女性と男性ホルモンの検査、抗菌剤とビタミン剤の投与、低刺激性石鹸の洗顔および洗顔後、抗菌外用薬の局所塗布、食生活の改善、漢方薬などがあります。

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